【ビタミンとは】
ビタミン(Vitamin)は、生物の生存・生育に必要な栄養素のうち、炭水化物やタンパク質、脂質、ミネラル以外の栄養素であり、微量ではあるが生理作用を円滑に行うために必須な有機化合物の総称です。ほとんどの場合、生体内で合成することができないので、主に食料(植物や微生物、肝臓や肉など)から摂取される。ビタミンが不足すると、疾病が起こったり成長に障害が出たり(ビタミンの欠乏症)します。
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(1)ビタミンの存在に気づいたのは、クリスチアーン・エイクマンで、彼は
1896年滞在先のインドネシアで米ヌカの中に脚気に効く有効成分があると考えた。
1911年カジミール・フンクがこの有効成分を抽出することに成功した。 1912年、彼は自分が抽出した成分の中にアミンの性質があったため、「生命のアミン」と言う意味で「Vitamine」と名付けた。
(2)1913年エルマー・ヴァーナー・マッカラムは、バターまたは卵黄の脂肪の中にネズミの成長に不可欠な成分があることを発見し、翌年 (1914年) その成分の抽出に成功した。 マッカラムの抽出した成分は、フンクが抽出した成分と明らかに異なるため、前者を「油溶性 A」、後者を「水溶性 B」と名付けた。
(3)1920年ジャック・セシル・ドラモンドが柑橘系果物の中の壊血病を予防する成分の抽出に成功した。
明らかにアミンの性質を含んでなかったが、「生存に不可欠な微量成分」=「ビタミン」の名称は、既に日常的に使用されていたため、発音はそのままで若干スペルを変更し
(Vitamin)、「油溶性 A」を「ビタミン A」、「水溶性 B」を「ビタミン B」、壊血病を予防する成分を「ビタミン
C」と命名した。
(4)その後、生命に必要な成分は幾つか見つかり、その都度、正式な化学構造が判明し適当な名前を付けるまでの仮称として、D,
E, F... と順に名付けられた(ビタミン K を除く)。 また、ビタミン B に関しては、非常に似た性質を持つグループがあることが分かり、ビタミン
B 群として、B1, B2, B3... と順に名付けられました。
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◆水溶性ビタミン
ビタミンB1 (チアミン)
ビタミンB2 (リボフラビン,ビタミンG)
ビタミンB3 (ナイアシン)
ビタミンB5 (パントテン酸)
ビタミンB6 (ピリドキサール,ピキドキサミン,ピリドキシン)
ビタミンB7 (ビオチン,ビタミンH)
ビタミンB9 (葉酸,ビタミンBc,ビタミンM)
ビタミンB12 (シアノコバラミン,ヒドロキソコバラミン)
ビタミンC (アスコルビン酸)
◆脂溶性ビタミン
ビタミンA (アクセルフロール、βカロチンなどのカロチノイドの一部)
ビタミンD (エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール)
ビタミンE (トコフェロール、トコトリエノール)
ビタミンK (フィロキノン、メナキノンの2つのナフトキノン誘導体)
◆ビタミンでないもの
ビタミンB4 (アルギニン、シスチン)
ビタミンB7 (ビタミンH、純粋物質として単離できない)
ビタミンB13 (オロット酸)
ビタミンB14 (純粋物質として単離できない)
ビタミンB15 (バンガミン酸)
ビタミンB17 (アミグダリン)
ビタミンF (リノール酸などの必須脂肪酸)
ビタミンH (ビタミンB7)
ビタミンP (ケルセチン、ヘスペリジン、ルチン)
ビタミンQ (ユビキノン)
ビタミンU (塩化メチルメチオニンスルホニウム、MMSC、キャベジン)
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現在確認されているビタミンは、約25種類(ビタミン用作用物質を含む)ありますが、これらは脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンとに大きく分けることができます。
脂溶性ビタミンは一般的に、いったん内臓に蓄えられ必要に応じて消費されるのに対して、水溶性のビタミンは一度に大量に摂っても身体に蓄積することができず、とりこまれなかった余分は尿と一緒に体外へ排出されてしまいます。 このためビタミンの種類によっては、ただやみくもにとっても効果が薄くなってしまいますので注意が必要です。
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