| 情報コーナーは最近の学会等で発表された情報を元にしており、健康食品に関する効果効能を説明したものではありません。 |
| ◆乳がんリスク、大豆と乳酸菌飲料で軽減(2009年12月9日:米シンポで報告) |
| 10代から40代にかけて、大豆製品や乳酸菌を含む飲料を頻繁に取っていた女性は、その後の乳がん発症の危険性が低かったとする調査結果が明らかになった。京大医学部附属病院乳腺外科の戸井雅和教授と東大大学院医学系研究科の大橋靖雄教授が、12月9日から米国テキサス州で開催中のサンアントニオ乳がんシンポジウムで報告した。 |
@戸井教授と大橋教授らは、40-55歳の早期乳がん患者306人と、年齢・地域を対応させた乳がんのない662人を対象に調査を実施。「小学校高学年」「20歳のころ」「現在から10-15年前」の大豆製品と乳酸菌飲料の摂取頻度を、専門の調査員が面談して聞き取った。調査結果によると、乳酸菌飲料を「週4日以上」摂取していた女性は「週3日以下」の女性に比べ、乳がんになる危険性が34%減少する可能性が示唆された。大豆製品も、イソフラボン換算で17.6mg/日未満の「あまり食べない女性」(木綿豆腐6分の1丁以下)に比べ、それ以上摂取している女性では、乳がん発症の危険性が37-55%低下していた。
Aまた、大豆製品の摂取量が同じであっても、乳酸菌飲料を「週4回以上」飲んでいた女性は「週3回以下」の女性に比べ、乳がんになる危険性がさらに低かった可能性も示された。特に大豆製品を「あまり食べない女性」では、乳酸菌飲料を「週4回以上」飲んでいると「週3回以下」に比べ、乳がん発症の危険性は43%も減っていた。 |
| この結果について大橋教授は、「乳酸菌の摂取により大豆に含まれるイソフラボンの代謝が好影響を受けた結果ではないか」と語った。大橋教授は既に、乳酸菌摂取量が多い集団では膀胱がん発症が少ないことも報告しており、今回の研究結果も踏まえ「がんの予防には、子どものころから正しい食生活を送ることが大事」と強調した。 |
◆新型インフルエンザに医薬品と同等の「効果」
研究で明らかにされた黒酵母βグルカンとEF乳酸菌の「抗インフルエンザ」作用 |
新聞報道
東京新聞(夕刊)2009年12月3日(木曜日):インフル 新型に有効物質。北大発見免疫細胞を活性化
読売新聞(夕刊)2009年12月3日(木曜日):乳酸菌インフル重傷化防ぐ 酵母が作る物質と投与で北大チーム「治療薬に」 |
【報道概要】
これまで免疫力を活性化させる食品として注目されていたβグルカンが、インフルエンザウイルスによる感染症に対しても、重症化を防ぐ効果があることが、北海道大学・人獣共通感染症リサーチセンターの宮崎忠昭教授らの研究グループによって明らかにされました。
発表によると、効果があったのはβグルカンを含む、黒酵母(アウレオバシジウム)培養液と、EF乳酸菌と呼ばれる特殊な乳酸菌の組み合わせでした。 新型インフルエンザに近いH1N1亜型のウイルスを致死量用いて感染させたマウスに抗インフルエンザ薬を投与した場合、生存率は50%に留まったのに対し、βグルカンとEF乳酸菌を併用したものを与えたマウスの生存率は75%に上昇したそうです。
また、βグルカンと抗インフルエンザ薬とを与えたマウスの生存率も同じく75%でした。そしてβグルカンと乳酸菌を与えたマウスは抗インフルエンザ薬を与えたマウスと比較して、体重の減少が少ないものが目立ったそうです。
この結果から宮崎教授らは、どのようなメカニズムで免疫細胞が活性化されたのか遺伝子解析等を進めており、近い将来、関連学会で成果を発表する予定です。
記者会見した宮崎教授は「βグルカンと乳酸菌は食品にも含まれている。今後、βグルカンの構造解析やマウスの免疫細胞について分析をさらに進め、数年後の新薬開発につなげたい」と語られていました。
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